Alteryx DesignerでService Authenticationを使ったODBCでGoogle BigQueryに接続してみた #Alteryx
こんにちは、スズです。
Alteryx Designerのデータ入力ツールからGoogle BigQueryにODBCで接続して、データの取得を行ってみました。行った手順について本記事でご紹介します。
執筆環境
- Alteryx Designer 2024.1
- Windows 10 Pro
ODBCについて
Google BigQueryのODBCドライバは、Alteryxのライセンスポータルからダウンロードし、Windows OSにインストールします。ライセンスポータルについては以下のブログをご参照ください。
Google BigQueryのODBCでは、認証方法を以下の3つから選択できます。今回はService Authenticationを使用して接続してみます。
- User Authentication
- Service Authentication
- External Account Authentication
Google Cloudで秘密鍵の作成
ODBCの認証方法としてService Authenticationで接続するために、Google Cloudで秘密鍵の作成を行います。まずは秘密鍵を作成するサービスアカウントを作成します。Google Cloud の[サービスアカウント]から[サービスアカウントを作成]をクリックします。
サービスアカウント名を入力し、[作成して続行]をクリックします。
サービスアカウントにアクセスを許可するロールを設定します。今回はBigQuery管理者を設定し、[続行]をクリックします。
[完了]をクリックします。
サービスアカウントの画面に戻り、先ほど作成したサービスアカウントの右端の縦三点から[鍵を管理]をクリックします。
[鍵を追加]から[新しい鍵を作成]をクリックします。
キーのタイプとして[JSON]を選択し、[作成]をクリックします。JSONファイルがダウンロードできますので、このJSONファイルとサービスアカウントのメールアドレスを使用して、ODBCに設定していきます。
ODBCの設定
WindowsのODBCデータソースアドミニストレーターを開き、[追加]ボタンをクリックします。
Google BigQueryのドライバを選択して[完了]をクリックします。
ODBCの設定画面が表示されますので、[Data Source Name]など必要項目を入力していきます。Authenticationは、今回は「Service Authentication」を選択します。[Email]には先ほどGoogle Cloudにて作成したサービスアカウントのメールアドレスを入力し、[Key File Path]にBrowseボタンからJSONファイルを選択します。
認証に成功すると、[Catalog (Project)]のプルダウンメニューが選択できるようになりますので、対象のプロジェクトを選択します。[Test]で接続できることを確認し、[OK]をクリックして保存します。
Alteryx DesignerでGoogle BigQueryからデータの取得
Alteryx Designerのデータ入力ツールを使って、Google BigQueryからデータを取得してみます。キャンバスにデータ入力ツールを配置し、[接続を設定します]をクリックします。
[データ接続]ウィンドウの[データソース]を開き、Google BigQueryのODBCをクリックします。
[Google BigQuery ODBC接続]ウィンドウにてGoogle BigQueryデータソース名に先ほど設定したODBCを選択し、[OK]をクリックします。
[テーブルの選択またはクエリを指定]ウィンドウにて、取得したいテーブルを選択し、[OK]をクリックします。
ワークフローを実行すると、データが表示されました。これでGoogle BigQueryからデータを取得できることを確認できました。
最後に
Alteryx Designerのデータ入力ツールからGoogle BigQueryにODBCで接続して、データの取得を行ってみました。